今日朝9時の線量は0.041μSv/h。そしてこの24時間は41〜42で推移していたようだ。長崎に原爆が落とされた日、非常に微量ながら、茅ヶ崎も被曝し続けているのだ。
しかし今朝の朝日によれば、業務上過失致死傷などの疑いで告訴・告発された東電や政府関係者に対し、検察は、事故と死亡との因果関係は「ないとは言い切れない」としながらも、全員を不起訴処分の方向で調整中だという。しかしフクイチ事件は、天災ではなく人災だと国会事故調も断定している。まあ、そのときたまたま首相や閣僚だった菅や枝野や海江田を訴えるくらいなら、自民歴代閣僚や正力をはじめとする原発経済人をこそ罰するべきだと思うが、東電の勝俣や清水、原子力安全委員会の班目なんかは、未必の故意、とまでは言えないにしろ、利益を優先した姿勢や、希薄な危機管理意識など、現在の惨状を招いた明白な罪がある。彼らの不作為が罪に問われないのなら、フクイチ事件に関連してケガしたり亡くなったり、いま、福島でひどい思いをしている人々は、一体誰の罪のために、そんなことになったというのだ。
高校生の時だったか、はじめて原爆ドームを訪れて、有名な記念碑を前にしたときの、あの強烈な違和感はいまも忘れない。
「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから」
国際法的にも人道的にも、誤ったのは、アメリカである。被害者が被害者に謝罪する、この国はホントに不思議な国なのだ。
