今日朝9時の線量は0.042μSv/h。そしてこの24時間は40〜42で推移していたようだ。
昔何度も書いているけど、わしがここで書いてる茅ヶ崎の線量の数字は、下町屋にある県立衛生研究所の敷地内、高さ5mに設置されたモニタリングポストの数字を原子力規制委員会が発表している数字である。高さ5mなんだから、もし地表が汚染されていたら(ていうか現実に汚染されているわけだけど)、その数字は実際の人間の生活圏での線量より低いものになるわけだ。規制委員会のwebにも、だから「全国及び福島県の空間線量測定結果」と書いてある。地表の汚染で高く表示されたら、それは正しい「空間線量」ではないわけである。
なので、飯館村でもモニタリングポストは、そこだけ完全に除染して新しい砂を敷き、さらに地表からの放射線を透過させないため、鉄板の上にモニタリングポストを設置しているわけだ。そんなモニタリングポストでは、茅ヶ崎の100倍、4μくらいが当たり前の蕨平公民館から0.7μくらいの飯館村役場まで、いろんな数字が発表されているが、だからそこから数メートル離れると、いきなり10倍くらいの線量が記録されるのは当たり前なのだ。
われわれ地表を歩き、暮らす人間が知りたいのは5メートルも上空の線量なんかじゃなくて、いま自分が洗濯物を干してる庭や、子どもが遊んでいる砂場の線量なんである。しかし残念ながら、その数字は自分で測り、自衛するしかないのだ。
