今日朝9時の線量は0.041μSv/h。そしてこの24時間は40〜42で推移していたようだ。脱原発で首相の決断を迫った小泉元首相の話を先日書いたけど、そこでは「原発がないと経済発展できないというのはウソで、満州が生命線と言ってたけど、満州失っても日本は発展した」とも言ったそうな。しかし、満州なんて話を持ち出さなくても、いまのアメリカを見れば、そんなの一目瞭然だ。天然ガスの方がコストが安いという純粋に経済的な理由で、フロリダ州クリスタルリバー原発の廃炉に続いてウィスコンシン州キウォーニー原発も止まり、今度は32年までNRCの稼働免許を取得していたバーモント州のヤンキー原発も、廃炉が決定した。発電コストの競争力が低下する一方でメンテナンスコストがどんどんかさむようになって、アメリカはどんどん原発を閉鎖し始めているのだ。
日本の原発も、純粋なコストでモノを考えれば、アメリカと違いがあるはずがない。つまりコストだとかの経済的理由以外の理由で、日本の原発は再稼働しようとしているのだ。