今日朝9時の線量は0.040μSv/h。そしてこの24時間は40〜41で推移していたようだ。古いニュースだけど、規制委にもんじゅの使用停止命令を喰らった日本原子力研究開発機構の改革案を文科省がまとめたことが、あまり取り上げられないなあ。
開発機構ってば、動燃の時代からその歴史は真っ黒け。手抜きと事故と嘘と隠蔽のオンパレードである。そのたびに組織を改編したり名前を変えたり別団体と合体したり、なんだかんだやってきたけど、やはり根っこはナニも変わらない。ていうか、そもそも高速増殖炉という事業そのものに、無理があるのだろう。誰がどうやってもダメ、ってこと、あるじゃないか。
で、文科省の改革案は記事によると人員を削減して業務を重点化し、”もんじゅを理事長直轄の組織にしよう”というものらしいが、職員を500人削減するとしつつ、その一方で100人規模の「もんじゅ発電所支援室（仮称）」を新設するなど、その実体はもんじゅの運転再開に向けた布石としか思えない。電力会社からの出向で体制強化とか言ってるけど、電力会社の人間がナトリウム冷却の高速増殖炉の知識やノウハウなんか持っているわけがない。やっぱこいつら、ナニか別の目的があって、そのための策をいろいろ弄しているんだろう。高級官僚って、とにかくアタマだけは抜群にいいからなあ。
