今日朝9時の線量は0.040μSv/h。そしてこの24時間は40〜41で推移していたようだ。
規制委の田中が「福島支援は口ばかり」と批判したそうな。誰を? もちろん政府や官僚たちを批判したのかというと、それがこの記事ではよくわからないんだよなー。ニュアンス的には、福島や近県産の農産物･海産物を買わないことを批判しているようだ。しかし、記事では”「環境や生態系に影響は出ていないのに、大変なことが起こっているように捉えられている」と指摘”したそうだが、それは違うだろう。
生態系への影響は、もう少し時間がたたないとわからないことも多いだろうが、すでに福島では100万人に一人のはず(だよね、福島医大のエライ人)の小児ガンが18人も出てるなど、人間の生態系には大きな影響が出ているわけだ。汚染水タンクだってメンテ不足でどんどん高濃度の汚染水をダダ漏れさせたり、そもそも肝心の原発の建屋の底からがおそらくはイっちゃってるような状況がフクイチの実態であり、まさに”大変なことが起こっている”んである。「市場に出ているのは放射性物質が検出されない魚なのに買わない」と田中は言うが、検出されないのではない。政府が科学に基づかない明確な意図の上に決めた数値を基準に、それ以下を”不検出”としているだけだ。
核による汚染は紛れもない事実であり、それは風評ではないんである。そんな海で獲れた魚や、土から採れた野菜を、大丈夫だ喰えと言われて、喰わないのを「福島支援は口ばかり」と批判するのは間違っているのだ。
