今日朝9時の線量は0.040μSv/h。そしてこの24時間は40〜41で推移していたようだ。東電は今日、柏崎刈羽6、7号機の安全審査を規制委に申請した。キッチリした正論を展開していた泉田知事は、ここにきて突然、腰が砕けた。
前も書いたけど、福島の原発やそのプルサーマル計画を当初は容認していた佐藤栄佐久前福島知事は、東電の度重なるトラブル隠しなどや、それらが発覚した後の企業姿勢、原発立地自治体に情報が来ないことなどから原発の危険性を感じて原発反対に転じ、とうとう東電の全原発が止まったり、東電の社長ら役員が複数辞任に追い込まれるに至った。やがて原発の再稼働はなんとか果たしても、プルサーマルの凍結は解こうとしない知事だったが、そしたらいきなり実弟が競売入札妨害の疑いで逮捕され、そうしたらまあ、いま思えばみーんな原発の恩恵に浴していたんだろう、県議会やらあっちこっちから辞めろコールが沸き起こって辞職を余儀なくされたのだった。そしてプルサーマルのハンコ押させるために、渡部恒三が甥の佐藤雄平を知事に座らせた(とはいえその佐藤雄平も当初はプルサーマルにかなり慎重だったところを見ると、プルサーマルってホントにヤバイんだな)んである。さらに自身も、収賄でパクられたわけだが、収賄だっちゅーのにその金額がないという摩訶不思議な”事件”。
まあ、そのへんは佐藤栄佐久自身が経緯を本に書いてるし公式blogにもいろいろ書いてある。それはもちろん”被告”の一方的な主張ではあるけれど、客観的事実と合致する点の方が多いよなあ、と、たぶん多くの人が思うだろう。まあ、みんなうすうす気付いていることではあるが、この国は、ウソをつく。あるとき、三権分立もへったくれもない国策が発動される。さて、泉田知事は、どういう脅しを受けたのかなあ。
