今日朝9時の線量は0.041μSv/h。そしてこの24時間は40〜41で推移していたようだ。フクイチの港湾口の海水から、10Bqの放射性セシウムが検出されたそうな。完全にブロックしていると胸を張ったのは、ぶっちゃけ、港湾内のシルトフェンスのことだろうなあ。そしてシルトフェンスというのは言うまでもなく、港湾の工事などで水が汚濁したのを早く沈殿させるための”水中カーテン”。船がひっくり返って重油を漏らした、なんてときにも使うけど、東電や政府が臭わせているニュアンスのような、海水を分断させられるようなものではない。海面上はブイで浮かんでいるけれど、海底はテキトーなところまで垂れ下がっているだけだ。つまり、東電はシルトフェンスの内側ではこーんなに線量高いのに(それはそれで問題なのだが)、港外ではこーんなに低いのはシルトフェンスの効果だと言い張ってるわけだけど、そんなの海の大量の海水と海流で拡散されてるだけだろうし、なによりシルトフェンスのメーカーが、「汚染水の拡散防止を目的に作られていないので効果は不明」と言っている。港外で10Bqっちゅーことは、昨日も書いた話で言うなら、フクイチ沖の海水は、すでにWHOが飲料に適さないとするほどの高線量だっちゅーことなんである。「環境への影響はない」わきゃないだろう。
