今日朝9時の線量は0.041μSv/h。そしてこの24時間は40〜42で推移していたようだ。IAEAの除染専門家チームが来日し、日本側担当者と意見交換したそうな。団長は、フアン・カルロス・レンティッホ・ＩＡＥＡ核燃料サイクル・廃棄物技術部長だという。そんなチーム、あったのか。ていうか、たぶんこのために組まれたんだろうなあ。こんな除染作業、これまで地球上でやらかす必要に迫られたのは、ウクライナと日本だけである。ホントなら日本が2年半前、総力を挙げて原発がぶっとんだ原因とそのプロセスを解明し、除染の技術を開発すべきだった。エライ人間が責任から逃げ出したり、人間が住んでいいとする線量の基準を上げたりしてる場合ではなかったんである。ついでに言っとくと、IAEAは、核利用を促進するための機関である。原発をなくすという方向とは、まったく逆の組織だ。国連傘下なのも、それは国連＝連合軍、だからであり、核兵器を自分たちだけのものにしておくための組織なのだ……っちゅーのは、あまりにも乱暴な説明ではあるわけだが、東西冷戦のさなか、アメリカ主導で戦略的目的に則して作り上げられた組織であるのは間違いない。ノーベル平和賞なんてチャンチャラおかしい話だと思うんだが。ついでにどうでもいいけど、そのIAEAの部長、スペイン国王と同じ名前だなあ。やっぱ貴族な家なのかなあ。
