今日朝9時の線量は0.041μSv/h。そしてこの24時間は39〜49で推移していたようだ。富岡町長が日本記者クラブでの会見で、町の存続に強い危機感を示したそうな。これまでも誰かが言っては叩かれ飛ばされた「帰還できない地域がある」という事実を、とうとう与党のエライ人まで言うようになっちゃって、被災エリアの自治体が困っちゃってるわけだ。しかし現実には、町長が「住民意向調査で「帰還する」との回答が1年前の約16%から約12%に低下」と認めているように、そもそも住民はもう、自分の世代では家に帰れないことなんて、とっくにわかっている。だったら建前だの夢だのは横に置いといて、いまそこに住めなくなった人々の生活を、どこか別のエリアでちゃんと立ち行くようにすることこそが、政府と自治体の役割だと思う。数十年か、あるいは数百年して、かつてここにはなんとかいう町があって、そこには人が住んでいた、なんて、まるで猿の惑星みたいなSF映画か星新一のショートみたいな話だけど、もう現実に起こってしまったことなのだ。