今日朝9時の線量は0.040μSv/h。そしてこの24時間は40〜41で推移していたようだ。とうとう昨日から、フクイチ(1F)4号基の使用済み核燃料の取り出しがはじまった。茂木経産相は「廃炉に向けた確実な一歩が踏み出せた」とか言ったそうだ。まー、確かに一歩っちゃー一歩なんだけど、あまりにも小さい一歩だなあ。
その取り出した燃料は、結局１００メートル離れた共用プールに入れるだけ。つまり爆発してガタの来てる建物の高いところにあるのはヤバいから下に降ろそう、ということである。昨日と今日の2日で22体の未使用核燃料を取り出すという。で、4号基に全部で何本あるかというと、未使用202体と使用済み1331体の計1533体。で、来年末に取り出しを終える予定だとか言うわけだが、一方、古い1号基なんか292体しか核燃料入ってないけど、そのうちの70体は破損していて、取り出す技術は存在しない。恐いよなー。取り出せない燃料棒が上に70本あるのに、東電も政府も平気で日々、新しい燃料燃やして廃棄物を作り続けていたんである。すごい神経の太さだよなあ。
