今日朝9時の線量は0.041μSv/h。そしてこの24時間は41〜42で推移していたようだ。原発イケイケどんどんの産経だけど、記者とて人の子。父が暮らす飯舘の実家へ、賠償の現地評価のため東電社員らが訪れたのに立ち会ったレポートは、なかなかに面白かった。特に行間を読むと、どんどん面白くなってくる。手を尽くしているようで、実は穴だらけの鑑定や、一般に立ち会いを厳しく制限するその閉鎖性(しかしなぜか記者は息子とはいえフリーパス)だとか、失われたものには、金銭に置き換えられない物もたくさんあることなどを臭わせながら、文面としては「東電側が”丁寧に自宅を見て測ってくれている”」だとか「父も「これだけ丁寧に測ってくれたらどんな結果になっても満足だ」と話していた」だとか、そりゃもう東電に気を遣いまくった表現になっているのがオカシイ(笑)。立場ってタイヘンだよなあ。それにしても、東電は30マイクロまでしか測れない線量計を持ってきていて、なので至る所が振り切れて線量が測れなかったそうな。つまり、ちゃんと測れて衝撃的な数字が出ちゃうとマズイってことである。そういう場所でも、平然と家屋の調査をさせられてる東電の連中も悲惨だ。ホント、立場ってタイヘンだよなあ。