今日朝9時の線量は0.041μSv/h。そしてこの24時間は40〜42で推移していたようだ。核廃棄物の中間貯蔵施設が、やはり双葉、大熊、楢葉に決まりそうな気配だ。当面は地元も猛反対してたわけだけど、そもそもそんなわけで、みんな現場に住んでるわけじゃなく、避難先で反対してるのだ。そして、まもなく避難から3年になろうというのに除染も進まず、それどころか汚染水がダダ漏れになってるなど事態はどんどん悪いほうへ転がっていく。こりゃもうダメだ。新天地を探すほかない。それなら核施設に地元を売ってでも有利な条件で移住しなければ…。と、そんなことになるのを、東電と政府は待っていたのだろう。除染で出た汚染土壌などを保管する貯蔵施設、という建前だから、その3町が貯蔵施設を受け入れれば除染が加速されるはず、という、他の近隣地域からのプレッシャーもキツくかかっているんだろうなあ。そして昨日のニュースが「双葉64%、大熊67%「戻らない」」だもん。これは、一種の兵糧攻めである。そしてとうとう住民が白旗を揚げた、ということである。
ただし、こんなことになるのは、3年前からわかってたことなのだ。為政者側に心があれば、ただちに新しい場所での新しい生活を、提供することもできたはず。それをせずに3年間、避難民が音を上げるまで責めたのは、たぶんそのほうが東電の賠償コストが低いからなんだろう。