今日朝9時の線量は0.042μSv/h。そしてこの24時間は40〜51で推移していたようだ。ピークは昨日の11時。ワシらが子供のころの社会科では、電気エネルギーの歴史として、昔は石炭、いまは火力(石油)、そして未来は原子力なんてイメージで習ったような気がする。石炭は、発電効率も悪く、石炭自体がまもなく枯渇し、いまに廃坑になった鉱山のようになっちゃうような印象を与えられたよなあ。しかし先月11月29日、東電が新しく福島に作って2000人を雇用すると発表した発電所は、”最新鋭の”石炭火力発電設備だった。ワシらが大人になったころ、メキメキ進化した科学がさっくり解決しちゃってたはずの核廃棄物はただ数十年塩漬けになり、その一方で新しい技術は新しい石炭の採掘を可能にしたり、石炭から発生させたガスと、発電で生じた熱の両方を使って効率的に発電できる「石炭ガス化複合発電(IGCC)」を実現しちゃったりしている。ま、これが小泉元首相の言う、「みんなが知恵を出す」というヤツだ。石炭でなんとかしよう、となったら、そういう知恵も出るように、原発なくす、と決めれば、新しい技術も生み出され、新しいビジネスも雇用も創出され、それはきっと原発ビジネスをリプレイスし、いつか凌駕するわけなのだ。
