今日朝9時の線量は0.040μSv/h。そしてこの24時間は40〜41で推移していたようだ。特定避難勧奨地点の指定が解除されたからといって、みんなニコニコ家に帰れるわけではない。伊達市では住宅除染を終えて制定が解除されて1年たったが、避難世帯の帰還率は2割程度だとか。だって除染して指定解除したとはいうものの、それはあくまでも住宅だけ。それで線量が6割り下がったと言っても0.5μSv/hである。さらに山林や農地は手つかずだから、つまり自宅敷地を一歩出れば、そこは原発がぶっ飛んだときと同じ、1年間の積算線量が20mSvを超える高線量エリアなわけだ。テレポートできるか、あるいはヒッキーでもない限り、そんな場所で暮らせるはずがない。つまり避難している人たちの家賃補助を切って賠償を減らし、なおかつ住民を無理やり元に戻して数字上の県勢を維持するという、そういうことを東電と国と県はやっているわけである。