今日朝9時の線量は0.040μSv/h。そしてこの24時間は39〜42で推移していたようだ。今日の福島民報のトップニュースが、フクイチへ流れ込む地下水を、原発に流れ込む前に汲み上げて海へ流すバイパス計画を、ようやく県漁連が容認しそうだ、という話だった。そりゃ汚染エリアに降った雨を一滴も海へ流さない方策でもあれば別だが、現状、フクイチ周辺こそ原発敷地で止めるだとか港湾にはシルトフェンスだとか言って堰き止めてるような顔をしているけれど、そのちょい北も南も、ほかのエリアの川の水も地下水も、そのまま海へ流れ込んでいる。フクイチへ流れ込む水だけが汚染されているわけじゃない。そして原発へ流れ込む地下水が、廃炉作業の足を大きく引っ張っている。だったら原発敷地へ流れ込む前に汲み上げて海へバイパスしちゃえ、という至極合理的に思える方策が、もめにもめ、今日に至るも実現できていないのは、初動で東電が事実を隠しまくり、嘘をつきまくり、信用を完全に失ったからである。これでただ東電の負担が増えるだけなら、自業自得と笑えばすむのだが、実際にはその費用は電気代に化けたり、あるいは投入される”公的資金”とかいう名前の税金だから、やるせない気持ちでいっぱいになっちゃうのだ。