今日朝9時の線量は0.039μSv/h。そしてこの24時間は39〜40で推移していたようだ。今朝の朝日朝刊を見て驚いた。東電イチエフ長だった吉田氏に対する政府事故調の聴取記録をまとめた調書が、スクープで出ていた。さらに驚いたのは、そんな重要な記録が大スクープとされるほどに、実は政府内で秘匿されていたことだ。正直、わし、この1面見たとき、なんでいまごろ吉田調書なんだ、と思っちゃったもんな。
実際に原発がぶっ飛んだとき、その現場で最高責任者として対処した人間の言葉が、エネルギーの未来を考えるべき国民の知るところにならなかった。原発がどんんなふうにぶっ飛んだか、目の前で見た人間の記録が、ある意図をもった人間たちの自由にされていた。と、そのことに、わたしは驚いた。そんなもの言うまでもなく、日本中の科学者や規制委のメンバーたち、エネルギー行政に関わる官僚や政治家たちは、全文諳んじてしまえるほどに熟読し、そのうえで原発の再稼働だのエネルギー基本計画だのを考えていると思い込んでいたぜ。原発がぶっ飛ぶとき、リリース垂れ流しのマスコミの一翼を担うしかできなかった朝日は、「プロメテウスの罠」からこっち、調査報道に力を入れ始めたのかな。ま、それが新聞の本来の姿だったわけだけど。
