今日朝9時の線量は0.039μSv/h。そしてこの24時間は39〜40で推移していたようだ。あれは事故ではない。というわけでこのblogでは当初から事件という言葉を使い続けている、東電による原発ぶっ飛ばし事件。東京地検が不起訴とした、勝俣ら東電幹部6人に対する業務上過失致死傷での告発だが、東京第5検察審査会は今日、勝俣ら3人を「起訴相当」と議決した。「津波の発生を具体的に言い当てるのは不可能だが、原発事業者としては、津波の来襲を想定して対応を取る必要があった」という、至極当たり前の理由である。イチエフ(フクイチ)は、コストや神話を優先した結果の、企業による不作為が原因となった、起こるべくして起こった事件なのだ。今回、勝俣恒久元、武藤栄元、武黒一郎が起訴相当、鼓紀男、小森明生、榎本聡明が不起相当と、かなりのレベルで、ちゃんとワカッテル議決が出ているのも興味深い。
