今日朝9時の線量は0.040μSv/h。そしてこの24時間は39〜46で推移していたようだ。ピークは昨夜20時。
避難を強いられて自殺したのは原発事故(事件だが)のせいだとして東電を訴えた、ある裁判の判決があり、福島地裁は自殺と原発事故には相当の因果関係があると認めた。生まれ育った川俣町山木屋地区から福島市のアパートに避難されられ、ずっと山木屋に帰りたいと言い続け、一時帰宅して一泊したとき、大好きだった自宅の庭でガソリンかぶって火を付けたのだ。これに因果関係がないと考えるのもどうかしているが、東電によると「原発事故と自殺の因果関係を認めた判決は初めて」。引き続き真摯に対応します、とかゆっとるが、東電の主張は「この自殺者がストレスに弱かった」というものだった。きっと企業の論理で控訴して、遺族をさらに苦しめることが、東電の真摯な対応なのだ。
で、まさに昨日書いた”徹底的にケア”ってのは、こういう人々をなんとかすることなのだ。そして本音を言っちゃえば、そんなの不可能なのだ。不可能なケアなんだけど、もうそれは東電が、そして原発に群がった政官財が揃ってやっちゃったことへ対する精一杯の償いなので、なんとかするしかないのだ。カネもココロも、どっちも必要なのだ。