今日のサザンビーチ と今日の放射線量


今日朝9時の線量は0.040μSv/h。そしてこの24時間は38〜40で推移していたようだ。
朝日、ボロクソである。もーあらゆるメディアに叩かれまくっている。しかし、その叩いてる理由のどれもこれもが、ダブル吉田問題の、基本的に吉田調書の方である。朝日の「命令違反」記述のせいで、日本が、まるで船の事故で船長が真っ先に逃げた隣国の事件のように言われたとか、いやいやそれはずいぶん違うだろう、みたいな話まで書いてある。そして強調してあるのは、朝日新聞が”東電に謝罪”した、という話だ。
しかし、吉田清治の方は記事そのものと、記事に伴うキャンペーンが誤報というより虚報、あるいは意図的な情報操作であったのに対し、吉田調書の方は、見出しが事実と違って読者をミスリードした、ってな程度の話である。
さらに国家と国民のイメージを大きく損なったという点で言えば、従軍慰安婦なる問題は、セウォル号どころの話ではない。まあ一部ヒステリックな連中だと言えなくもないにしろ、アメリカの議会が非難決議出したり、国連の人権委員会が日本を糾弾までしちゃうくらい、日本と日本人は、政府と軍が国家の方針の下、主体的に組織的に多数の女性を拉致監禁し、”性の奴隷”として扱った、と世界中に思われちゃったわけだ。どっかの企業の誰かが、社内の事故で命令に違反して逃げたなんて話とは、もう次元の違う話なんである。
しかし朝日新聞は、吉田清治という詐話師の話を報道したことに関してだけ、訂正して謝罪したけれど、日本政府が主体的にセックススレイブを扱ったという主張は曲げていないし、訂正も謝罪もしていないし、それどころか、これからも糾弾し続けると宣言している。つまりここんちの体質は、1mmも変わっちゃいないのだ。
にもかかわらず、東電に謝罪し、おそらくは社長の辞任も避けられない流れになっているのは、これはおそらく、反原発に立っていた朝日が、経団連をアタマとする産業界と、その利益を最大限に代弁する政府に負けたということである。この先、社長が飛び、編集を牛耳る連中の移動があったとき、どういう層が主導権を握るのか。しばらくは要注目だなあ。

Author: shun

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