電話機は、手に持つ道具である。そしてそういうモノはおしなべて、手が滑ったり握り損なったりして、落とすことがある。人間だもの。落としちゃいけないものだって、落とすことがある。で、そういうミスをカバーするべきなのが、ID、インダストリアル・デザインの役目だ。
ガラケーの時代から、各社様々なアイディアで、握りやすさや持ちやすさを追求したり、落下時の衝撃を最小限に抑える努力をしてきたわけだけど、それを根底から覆したのがiPhoneだ。なんとそんな道具の素材にガラスを採用した。ガラスだから、落としたら、割れる。しかしそれは、落としたヤツが悪い、と、そう開き直った。修理代はウン万円。文句があるなら使うな、と、こうである。
ワタクシ、実は遠い昔から林檎教の信者ではあるが、しかし林檎様の送り出す製品はナニもかもすべてが素晴らしい、うまく使えないのは、自分の信心が足りないからだ、なんて境地に達することはできない。マックにだってクソマシンは山のようにあったし、デザインの失敗なんかも掃いて捨てるほどあった。もともと唯我独尊な会社ではあるが、ここんちそういうのを平気でごり押ししてくる。
なのでワシは初代iPhoneをサックリ見送ってG-SHOCKケータイを使ってたわけだけど、機能的にはiPhoneが唯我独尊だったので3GSでとうとう軍門に降り、その代わりにiPhoneを武装するという手に出たわけだ。
今回ももちろん、そういう方向で注文したのがLIFEPROOFつーところのケース。ここほど明確に”防水”をうたってる製品は、ほかにはない。まともな精度のケースに、しっかりはまったOリング。左下の写真は水没させて漏水をチェックしているところ。スペック的には2mの防水と2mの落下をともに満たしているそうな。だけど、ハッキリ言って高価。どのくらい高価かというと、今回買ったiPhone 5s 64GB本体よりも高価なのだ。電話より高いケースって、なんのこっちゃ。って、当たり前か。ワシのiPhone、タダよりさらに安いのだった。(゚∀゚)