今日朝9時の線量は0.040μSv/h。そしてこの24時間は38〜40で推移していたようだ。
福島県知事の佐藤雄平は”30年以内に県外へ持ち出す”というのを条件に中間貯蔵施設を受け入れたわけだが、そんなのホントに可能だと思ってるのか? 地元もホントにそんなことを望んでいるのか? たった30年で、あそこに人が住めるようになるなんて信じているのか? と、不思議だったんだけど、玄侑宗久氏が福島民報に書いたコラムに、どうせ最終処分地が見つからず、なし崩しに「永久」にされるなら、”進んで「永久」になっても支障ない施設を作ってほしい”と書いたところ、それまで経験したことがないほど賛同の手紙がきたんだそうな。やはり地元は、もうわかっちゃってるのだ。なのになぜか、じゃないな、きっと県勢維持のために地元の声に聞こえないふりをする県。そして政治的配慮から、県のいいなりになる政権。なんでもかんでも先送りにして、お上の言うことを信じろといい、信じるといい、そして100%安全だと言われたものがぶっ飛んでも、なおこの国は、信じろといい、信じるといい、問題を先へ送って目先の利権を守ろうとするのだ。
玄侑宗久といえば、ウチの菩提寺と同じ宗派で、般若心経の解説本なんかが非常にわかりやすかった作家。福島県三春町の寺に生まれ、現在はその寺の住職。地元紙にもコラムを書いてたんだなあ。
