今日朝9時の線量は0.040μSv/h。そしてこの24時間は39〜40で推移していたようだ。東電は福島事件を「巨大災害による不可抗力」だと強弁したし、いまもその主張を変えてはいない。正確に言えば、そういう津波が来ることも可能性としては考えたが、確率が低いという理由によって安全性よりコストを優先したのだ。ヒーロー扱いされるのが理解できないのだが、1F所長だった吉田もそんな津波の対策はコストに見合わないと主張したひとりである。まあ、勝俣に至っては、そんな地震や津波の可能性さえ聞いたことがない、なんて白々しいウソをつきとおしている厚顔無恥ぶりだ。日本人のサラリーマンや経営者の最大の問題は、こういう厚顔無恥が、「会社を守る」なんてのを大儀名分にして、自分や上司、部下を正当化できちゃえる心情にあると思う。おまえはただのウソツキだ、おまえのやってることはただの保身だ、おまえの行為は社会悪だ、と、司法なり行政なりの誰かが言ってやらないとだめなんだと思うけど、日本じゃ司法も行政も、同じ心根で動いているからなあ。吉田調書を隠蔽しようとしたのも、東電上層部や通産、経産省の役人どもの、実は危機は認識しながらコストを優先してきた、という事実がバレるのが怖かっただけだろう。しかし週刊金曜日、いまごろなんでこんな記事を書くかな。んなの、決まってるぢゃんかね。