今日朝9時の線量は0.040μSv/h。そしてこの24時間は39〜44で推移していたようだ。ピークは昨日18時。
経団連の榊原定征会長は、「原発再稼働プロセスの加速が最重要課題」と「再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度の抜本的見直し」を最重要課題と語ったようだ。よくわからんのだけど、日本の電力会社は総括原価方式によって儲けが保障されているから、原発全部廃炉喰らおうと原油や天然ガスがいくらに値上げされようと、なにもかもを原価として電気料金を算出すりゃいいから、ぶっちゃけキッチリ儲けることができる。現に、日本は世界の1/3の天然ガスを消費するお得意様でありながら、なぜか世界相場の倍の価格でガスを買っているわけだ。再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度も、それを原価にすりゃいいわけだから、以下同文である。つまり経団連は目の前の電気代を上げたくないためだけに、原発再稼働を強く強く強く要求しているわけだ。
だったら経団連は、経団連メンバーでもある各電力会社に、値段を下げろと言えばいいんである。原油価格は暴落中だ。アメリカが売りたがってるシェールガスだって使えるし、少なくともそれを交渉材料に天然ガスを世界の相場並みのカネで買えば、発電コストだって大きく下げられる。それをせずに、再稼働を要求するのは、つまり原発を動かすことで儲けたり、天然ガスや原油を相場より高く買うことで儲けている連中が、経団連には電力会社以外にもワラワラいるということだ。
当たり前っちゃー当たり前の話だけど、原発の問題は科学的な話だけでは解決しない。しかし、原発を動かしていいのかどうかという判断には、経済的な理由が立ち入るべきではないように思うんだが。