今日朝9時の線量は0.039μSv/h。そしてこの24時間は39〜41で推移していたようだ。
リベラル系新聞が、この国を右傾化だと騒いでいるようだ。与党が安定多数を取ったから、もう今日明日にでも憲法改正か、徴兵制施行か、といった雰囲気である。いわゆる”特ア”な国々の新聞なんか、そりゃもう大騒ぎらしい。
いやね、気持ちはわかるけど、自民はマイナス3議席である。維新に次世代に生活の、ある意味で自民より右(?)な政党なんか、21議席も落としちゃった。公明が4増えたけど、一方の民主なんか党首こそコケたけれど11議席も増えている。存在価値は別にして社民は2議席のままで勢力維持。驚くべきは共産党で、8議席から21議席へと、倍増より3倍増に近い大躍進だ。中共だとかの民主主義のない国をのぞけば、いまどきのこの地球上で、コミンテルンの残滓のような政党が議席をドカンと増やす国なんて、他にあるのか。つまり、右の政党が議席を減らし、左翼政党が躍進するそんな国の選挙結果を”右傾化”と呼ぶのはいかがなものか、という話である。
では、左傾化なのか。もちろん実際には右傾化である。自公合わせて、絶対安定多数266を軽く超える291議席。もう、参院いらない。憲法改正以外なら、なんでも思い通りにできちゃう。さらに現在135対107の参院が、えっと次の参院選、いつだっけ、とにかく次の選挙で自公が2/3になったら、国会は通して憲法改正を国民投票へ進めちゃえるパワーを持ってしまう。そういう意味では、この国の選挙民は安倍に、いろんなことをゴリゴリと進められちゃうそりゃもーものすごいチカラを、あとまるまる4年分も付託したんである。停滞していたいろんなことが、小泉のときのようにグイグイ動くだろう。もちろん原発を筆頭に大きな危惧もあるが、ある意味で4年後の世界がとても興味深くもある選挙結果なのだ。そしてこれは、この国の人間が自ら選んだのだ。