今日朝9時の線量は0.041μSv/h。そしてこの24時間は39〜41で推移していたようだ。大晦日で、明日になればなんか、なにもかも新しくなっちゃうような気がしちゃうわけだが、そんなときだって1F(フクイチ)では溶け落ちた核燃料が冷やされつつ、手付かずのまま眠っている。わかってるのは、釜の底が抜け落ちて燃料がどこかへ落ちたってことだけ。どこまで落ちたか、そこでどうなっているのか、もちろんわからない。何度も書いてるように、線量が高すぎて誰も近寄れないんだから状況はもちろん不明。当然、人類に経験のない作業だから、なにをどうやってどうするか、どんな技術とか機械が必要かとか、すべてはこれから考え、開発するんである。なのに、希望的観測だけで廃炉工程表なんか作ったり、どういう根拠なんだか工程を前倒ししてみたりして、そして”1号機の建屋カバーの撤去に時間がかかるなど想定外の事例が続出”だとかいって、こんなふうに全面的な見直しを検討する羽目になるのだ。それにしても東電と政府って、ホントに「想定外」って言葉が好きだなあ。そう言えば、なんでも許される呪文だとでも思っているのかなあ。