今日朝9時の線量は0.039μSv/h。そしてこの24時間は38〜39で推移していたようだ。三菱と言えば、言うまでもなく原発メーカーのひとつだが、その元副社長が日本、原子力研究開発機構(原研と動燃のなれの果て)の理事長になって、西川福井県知事、渕上敦賀市長と懇談した。運転再開準備の禁止命令を受けている高速増殖炉もんじゅについて、渕上敦賀市長が早期の解除を目指せと要求し、「一日も早い命令解除に全力を挙げて取り組む」と決意を表明したそうな。
そもそも原子力機構理事長としては2人目の民間出身だっちゅーのでもわかるように、これまでそのへんのポストは高級官僚が天下って、渡り鳥してきたんだろう。そんな組織、下っ端なんかまともにやる気がなかったのか、マニュアル違反の操作、火災や作業ミスによる事故、1万ヶ所の点検漏れ、虚偽の申告などが常態化して、もんじゅはとうとう2013年に無期限の運転禁止を命じられている。
原発銀座と言われる福井だけど、実は敦賀にあるのは日本原電の1号機2号機と、開発機構のもんじゅとふげんだけ。4基もありゃ十分だっちゅー話もあるが、日本原電1号機は廃炉確定し、2号機は真下の断層が活断層だとほぼ認定確定でお先真っ暗。このご時勢に、計画中の3〜4号機なんか、着工できる目途も立たず。一方の開発機構もふげんはすでに廃炉中だしで、もし川内を皮切りに再稼働が始まっても、敦賀はナニもない街になっちゃいかねない。そして、それじゃ敦賀、カネが入らなくて困るんである。