今日のハチ と今日の放射線量


今日朝9時の線量は0.039μSv/h。そしてこの24時間は38〜39で推移していたようだ。撮ったつもりのサザンビーチの写真が見当たらないので、今日はハチである。
全町避難となった富岡町に残って暮らす人を追ったドキュメンタリー映画『ナオトひとりっきり Alone in Fukushima』が上映中だそうで、そのトークイベントで菅直人元首相が「神のご加護あった」としゃべったそうな。あれから4年以上もたったいまになって、実はベントに失敗してました”と東電がしれっと発表したことを先日も書いたけど、菅直人はこの発表にも触れて、「ベントに失敗したということは、格納器が壊れるということです。実際に壊れたんです。ただ、大破しなくて穴が開いた」と言っている。そしてもし大破していたら、いまも1Fにあった核燃料は暴走を続けていて、あのあたり数10kmの範囲、誰も近づけなかったかもしれない。
結果的にだけど、核燃料のコントロールができなくなった1Fの原子炉はドッカーンとは行かず、「250キロ圏内の避難」という日本崩壊シナリオは避けられたが、それは菅直人が言うように、”たくさんの奇跡的な偶然や幸運にも助けられた”んである。「神のご加護がやっぱりあったんです」と菅直人は言っている。神の加護か仏の慈悲か知らないが、ホント、そんなことを思わずにいられないような幸運の積み重ねが1Fで起こった。わはは、そんなアホな、と笑うようなマンガか映画のような幸運が次々と起こる展開の末に、いま、日本はある。ふつうの神経してるなら、これに懲りて原発止めちゃうか、動かすならもっと徹底的な安全策を講じると思うんだけどなあ。この国のエラいひとたちは、それほどに想像力が鈍磨しているのか。あるいはそれよりもっと大事なものがあるのか。

Author: shun

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