今日朝9時の線量は0.038μSv/h。そしてこの24時間は38〜39で推移していたようだ。ここんとこずっと、こんな数字である。関電高浜原発の1,2号機について、規制委が審査を始めたそうな。審査に当たっては関電が、事前に提出すべき工事計画認可申請を出してないなど、規制委から怒られている。川内でも、そういうことがたびたびあって、そのたびに規制委が苦言を呈していたが、そういうニュースを見るたびに、この規制委の審査というプロセスが、いわゆる粛々と再稼働を進めるという政府の方針に従った、いわゆる出来レースなんだな、という思いが強くなるのだ。電力会社、どうせ再稼働できるのはわかってるから、作業に切迫感がないのである。
わかりやすくたとえるなら、アホな息子を学校に入れるために、親がカネを積み、カネもらった教師と丸抱えで裏口入学させることにしたのに、ガキがアホだから、答えが間違ってても○付けて合格点にしちゃうつもりの答案用紙に、なにも書き込まない、ってな感じだ。で、裏口入学を請け負った教師が、バカかオマエは、とりあえず答案用紙には、まず名前を書けよ、とか諭しているような感じに見えるんだよなあ。
バカなガキが学校に入るのなんかどうでもいいが、いま電力会社がやってることは、言われた書類さえ用意できないという実態を露呈しているんである。書類さえ作る能力のない会社が、より厳しい安全基準に従ったハードウェアなんか、整備できるはずがない。核のような危険な燃料を、安全に扱えるはずがないのだ。
産経同様のスタンスだとわかっちゃいるが、読売の記事でも、政府の電源構成案を「達成するには老朽原発の運転延長か、原発の新増設が必要となる」と書いてて、もはやコイツらのアタマの中では、老朽原発の運転延長や新規原発の建設が既定路線になっとるんだなあ。