今日朝9時の線量は0.038μSv/h。そしてこの24時間は37〜38で推移していたようだ。
一昨日書いた国土庁の、99年の「津波浸水予測図」に関するニュースは、Webで検索する限り、後追いしたのは東京新聞と河北新報だけだったようだ。特に旗幟鮮明な東京新聞は、この記事を元に内閣府や東電に取材したり、この情報を引き出したライターへ取材したりして、より詳細な記事となっている。
“内閣府の担当者は「当時の推計では沿岸部の詳細な地形や高低差を加味できず、予測図の通りに浸水するわけではない”とか言って、現国交省が制作した資料を、あくまでも単なる参考のように貶めて言っているが、実際の進水状況はまさに、この予測図の通りに推移した。そして東電は相変わらず「何もしていなかったわけではなく、当時の知見でできることはやっていた」と強弁を繰り返しているのだった。オマエらが考えた当時の知見というのは、科学的な知見ではなく、築30年の原発に余計なカネをかけたくない、という経済的知見なのだ。
それにしても、全国紙は相変わらずスルーだ。原発に関しては、という前提がつくにせよ、マトモにジャーナリズムが機能していそうなのは東京新聞だけだな。