泣く子も黙るペリカンである。万年筆の方じゃなくて、アメリカのペリカンプロダクツ。カメラや精密機器から銃器まで、とにかくヘビーデューティな防水ケースで知らないものはモグリというペリカンである。なんとiPhoneケースなんか作ってたのねえ。 米軍や自衛隊に愛用者が多いそうな。そりゃそうだろう。
で、発売当初は$79.95で、日本じゃ12000円あたりで売ってたようだけど、それがamazonで探したら、なんと2000円前後である。ははーん、バチモンか、とかワシも思ったわけだけど、これがamazon.comで見ても、高くて$15あたりから、安いと$5.97まで。どうやらディスコンの旧製品だし、そもそもが不人気だったし、指紋認証非対応だし、まもなく6S登場かっちゅーときに5用(しかも5Sではないw)だしで、そんなもんになっちゃってるようだ。てなわけで、最安品をポチっ。ついでにアフィっとくぜ。
構造は、ペリカンお家芸の耐摩耗性ポリマー樹脂のシェルと、防水ケースの2層構造ボディにiPhoneを押し込み、上からスクリーンプロテクター装備の防水パネルを乗っけ、最後にアルミのフェイスカバーを4本のビスで締め込むという、完全密閉ケース。とはいえ防水性能は、各部がOリングで密閉されてIP-68という最高の防塵・防水性能を標榜してたLifeproofほどではないようだ。あちゃらのwebにも
• Full-seal design defends against extreme wind-driven snow, rain and dust
• Water resistant microphone and speaker covers provide high fidelity audio
てな書き方だし、もはや日本の代理店はないようなんだけど、過去の販売店などの記述を探すとIP-54になっている。これは粉塵に関しては「粉塵が内部に侵入することを防止する」(6は粉塵が内部に侵入しない)、防水は「すべての方向からの水の飛沫を受けても有害な影響がない」(8は連続的に水中に置いても有害な影響がない)で、まあ、気持ちの日常生活防水ってあたりか。水没はダメである。
Lifeproofは樹脂膜が貼ってあったり、イヤホンジャックはまるでロレックスの竜頭ばりにOリング装備のスクリューキャップでロックされてたけど、こっちは少なくともフタに空いてるのは、ただの穴だ。ケース側にスクリーンが貼ってあったかどうかまでは見なかったなあ。まあ、でも、それほど防水に配慮した設計ではない。Crushproofではあるが、WaterはResistant。あくまでも雨とか水しぶき、濡れた手対策だ。で、右がケース裏側。5用なので2個縦に並んだLEDのフラッシュが半分ずつ隠れている。ま、ワシはこんなもん使わないので無問題だが、どこかのwebで見つけたユーザーは、カッターで切り拡げていた。カメラのレンズ部のガードはOptical grade glassだそうな。ペリカンケースによくある2本ずつの補強リブ風デザインがカッコいい。(^^;;