今日のサザンビーチ と今日の放射線量


今日朝9時の線量は0.038μSv/h。そしてこの24時間は38〜42で推移していたようだ。ピークは昨日の11時。
楢葉町議会の全員協議会で、環境省が1F由来廃棄物の最終処分場に関して理解を求めたそうな。候補地となっているのはフクシマエコテッククリーンセンターで、こいつは楢葉町ではなく富岡町にある。なので楢葉は近隣だったり廃棄物搬入の通り道だったり付帯する焼却飛灰などのセメント固形化施設の建設が予定されているわけだ。で、説明内容は国や県、富岡町との安全協定や搬入路の変更などもあるけど、いちばん大事なのは記事にもある「自由度の高い交付金を創設」って部分なんだろうなあ。
気になるのは、フクシマエコテックセンターなる施設が急転直下、国有化に決まったことだ。茨城の株木建設ちゅー会社の子会社なんだけど、9.4haもの規模で平成13年にOPENしたばかり。国有化決定はいいけど、どういう交渉があって、いったいいくらで買うんだか、そのへんがナニも出てきていない。会社概要を見ると、日立セメント、日立コンクリート、常陽銀行あたりが主要株主の、ちょいと大きめで支店は全国に展開してて、その昔に霞ヶ浦海軍航空隊の飛行場を作ったという、創業者一族が社長を務める地方の古い有力建設会社といった感じにしか見えないんだけど。とか思ってちゃんと調べたら、日立セメントも日立コンクリートも、いわゆるあの日立製作所グループとはまったく無関係の、株木グループ企業なのだった。Σ(゚ω゚)
原発誘致時に自治体に流入する莫大なカネは、実はその大半が箱モノを作るなどのヒモ付きで、人口や産業規模には不相応な箱モノを抱えた自治体は、いずれその維持費に汲々とすることになり、原発が動き続けることで入る別のカネを当てにせざるを得なくなる、という原発ムラの思惑通りの悪循環にはまり込む。もちろん地元の人は、原発で働く人間を相手に商売することになり、なんの営業努力をしなくても定期的にどっと賑わう楽な商売に慣れちゃうから、長期間原発が止まるなんてことになったらあっちゅー間に干上がってしまう。早く再稼働させてくれと町へ、県へ、中央へ陳情に走ることになる。これがいわゆる、日本のエネルギー政策に理解のある地元の熱意、というヤツだ。
うーん、そこらのウブなおねーちゃんに甘言弄してホストクラブ遊びを覚えさせ、借金すればいつでもカネを貸し、面倒になったらシャブ漬けにして、気が付いたら哀れおねーちゃんは風俗で働かせられて、返しても返しても借金が減らない……というのと同じ構造である。さて、悪いヤツは誰だ。

Author: shun

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