今日朝9時の線量は0.038μSv/h。そしてこの24時間は38〜40で推移していたようだ。
1Fの廃炉作業が遅々として進まない。線量高くて人が近づけない、近づいても長時間いられないんだから、作業が進まないのは当たり前である。作業員の被曝限度は1F後に引き上げられて、1年間50mSv、5年間で100mSv。1Fの場合は緊急作業ということで、従事中で100ってことになっている。これだと、作業がわかってきたときには100m超えちゃって使えない人になっちゃうというので、福島ではさらに特例として線量の上限が一時的に250mに引き上げられているわけだけど、国の放射線審議会が、これまでの上限100を、その250mにするという報告書をまとめたそうな。4月の厚労省検討会の報告書をそのまま追認したカタチだ。その厚労省の報告書では、生涯の上限は1000mにするんだそうな。一般の人も、通常なら年間1mSvのところ、緊急時には20〜100mSvオッケーなんてことになっちゃってて、避難指示解除の条件が年間20mSv。補償や援助を打ち切られた住民が、やむなくそこに戻ったら年間20mSvの被曝。いったいいつまでが”緊急時”なんだっちゅー話である。人の健康を守るために、決められた数字。それを国や事業者のご都合主義で数字を動かすのは、それは経済の問題であって科学ではない。特に、厚労省がそれをやるというのは、つまり厚労省には、国民の健康より大事なものがあるという証拠なのだ。