今日朝9時の線量は0.040μSv/h。そしてこの24時間は37〜43で推移していたようだ。ピークは今朝の5時と7〜8時。
大学生時代、中元歳暮の繁忙期に、ある老舗高級百貨店の配達を担う運送屋のアルバイトをしていた。担当エリアは中之島、堂島という大阪のビジネスの中心と、曾根崎新地という飲み屋のトップエリア。そういうので配達に行ってハンコをもらっていると、だんだんその会社の裏の顔っちゅーか、社風みたいなものが見えてきて、なかなかオモシロイのだ。ハンコひとつ押す態度でも、見えるものがあるんである。
1個運んで、65円。どんなに重く巨大でも、どんなに軽く小さくても、1個65円。当然、こっちとしてウレシイのは、小さくて軽いヤツだ。小箱に入った商品券とかハンカチあたりがベストである。で、それが束になってれば最高である。
関西電力の本社も、もちろん中之島にあった。そしてこういうところは、小箱が多いんである。送り主は、すぐ隣町の北新地。そこの高級クラブから、ホステスさんからの中元歳暮が毎日のように、束になって届けられる。って、届けるのはワシだ。10とか15とか束になってても小指に引っかけられる程度の重さで、65円×個数。おいしかったなあ。逆に言えば、関電のちょっとエライ人間、それだけの頻度で、新地の高級クラブのアッチコッチに行きまくってたっつーわけだ。
そういや京都新聞によれば、原発止まって原発温排水も止まった高浜で、南方系の生きものが減ったかわりに北方系の生きものが復活し「海は砂漠化しなかった」という。温排水はある資料によれば7度高いそうな。関電、原発止まると海が死ぬ、とかバカなことでも言ってたのかなあ。んなもん、原発出来る前の生態系に戻るだけに決まってるじゃないか。
関西電力の巨大なビルへの配達でも、宛先が関電じゃないのも多い。つまり関連会社宛のブツだ。確か水産会社もあって、つまり温排水で魚の養殖をしているのだ。そういう意味では、確かに原発が止まると、思わぬ方向で影響を受ける人々が多数いるだろう。そういう絡み合い縺れ合った糸を、一本ずつほぐしていかないと、原発撤廃なんてできないんだなあ。