今日朝9時の線量は0.039μSv/h。そしてこの24時間は38〜40で推移していたようだ。
いまだに三陸沖の地震の巣はおさまってないようで、たまに”やや強い”程度の地震が起きている。そのたびに”1Fは異常がありません”というニュースがTVで流れ安堵するわけだが、どうやらそれを不思議に思う人もいるようだ。なんでその程度の小さな地震で、原発の心配をするのか、と。
答えは、1F、どこがどうなっているのか、まだほとんどサッパリわかってないからだ。そのひとつのシンボルが、この週刊朝日も書いてる排気筒。ここから恐るべき量の放射性物質が排気されたので、この近くの地面でさえ推定で25Sv/h程度の線量だとされている。塔そのものや内部の線量たるや、ものすごいことになっているだろう。で、地震で揺られ、水素爆発で痛み、記事でも「排気筒の中央部で部材の破断や変形などが複数見つかっている」というこの塔が、次の地震でぶっ倒れたら……。そして1F、そういうヤバい場所がどこにいくつあってどうなっているかサッパリのまま、廃炉作業が進められている。アンダーコントロールだとか知りもせずに言っちゃうヤツもいるようだが、コントロールしているのは人間ではなく、偶然の神様だけなのだ。