今日朝9時の線量は0.038μSv/h。そしてこの24時間は38〜45で推移していたようだ。ピークは昨日朝9時で、天候の回復とともに下がり、昨日夜から雨模様になったんだけど、強い南風のせいか線量は上がらず38〜39で推移していた。当たり前なのだけど、風向きの影響は小さくない。
もんじゅのことがニュースになるのは、首都圏や関西では、たぶんナニか事件や発表があったときくらいだと思うけど、福井と青森の地元紙では、かなり頻度高く取り上げられている。なぜなら存続の危機にある(と政府は思わせマスコミは煽っている)高速増殖炉のもんじゅが、仮にホントに廃止になったら福井と敦賀は大きな金づるを失うし、それは同時に核燃料サイクルそのものを脅かして、工事が頓挫している六ヶ所村の再処理工場も存在意義を失いかねないからだ。人も産業も過疎の地域の、交付金と税収、雇用や人口の心配は、我々にはわからない。それを考えずに原発反対とか言っても空しいわけだけど、しかし、それを超えたところで、核燃料サイクルが正しいのか科学的に考えたり、核を持つ国家としてのビジョンを考えなきゃいけないはずの人たちが、どうも目先しか見てないような気がするんだよなあ。