今日朝9時の線量は0.039μSv/h。そしてこの24時間は39〜40で推移していたようだ。
法律ではなく、超法規的な”お願い”で止まった中電の浜岡原発。で、止めたはいいけど、止まってるうちに規制庁はできるは新基準はできちゃうはで、えらいこっちゃーだった中電だけど、自民が圧勝して風向きも変わり、途中でかさ上げしたりしながら急ピッチで建設を進めた防潮堤が完成したそうな。写真を見ると、長い衝立である。これで思うのは、田老の巨大防潮堤である。昭和8年の三陸沖地震で559戸中500戸流出の被害に見舞われた田老は、世界最強の防潮堤と言われた長さ2600m、高さ10mの防潮堤を建設。世界から見学者が訪れるほどだった、要塞の壁のような堤は、役に立たなかった。波高が10mを超えたから、水の浸入を防げなかったってだけなら、まだわかりやすいけれど、実際の防潮堤は、上を水が乗り越えただけのはずなのに、粉々に砕け散っていた。津波は、ただの高い波ではなく、ただ水位が上がるだけでもなく、巨大な地殻変動のエネルギーをたっぷり乗せて運んでくるのだ。この、衝立のような防潮堤が、それに耐えられるように見えないのは、ワシがただのトーシロだからだろうか。それならホントにいいんだけど。