今日朝9時の線量は0.040μSv/h。そしてこの24時間は39〜40で推移していたようだ。
泊村の村長選が12日に告示された。って泊村なんて、日本のどこだかピンと来る人は少ないかもね。どこにあるかちゅーと、北海道後志総合振興局管内。振興局とかいうと役所のようだけど、行政区画である。ワシも泊村のことを調べたとき、はじめて知った。地図で見ると札幌の左上の方、小樽の左、積丹半島の南西部の村だ。
で、どんな場所なのかwikiで見ると“北海道で唯一の原子力発電所があるため、村の財政は豊かである”とある。大昔はニシンで大当たりしたり、北海道でもっとも古い炭鉱があったりしたらしいが、いまは青森の東通と同じで、公共施設だけはもうやたらめったらリッパなんだけど、どうやら他にはなにもない場所のようだ。襟裳岬の歌詞じゃないけど。
で、そんな立地だから、村長候補者はふたりだが“両候補とも再稼働を前提としたまちづくりを掲げる”という。なにもない村が、北海道の市町村で唯一、地方交付税を受け取らずにすむ財政基盤を捨てるわけがないのだ。
北海道の脱原発運動を検索すると、道庁前のデモが100回を超えたとかいうニュースがあった。2014年6月だそうな。1Fぶっ飛び事件の記憶が風化するとともにどんどん参加者が減ってたようだが、2016年、まだやってるのかなあ。忘れてはいけないし、主張しなければ伝わらないけれど、道庁にデモかけるだけでは、なにも変わらない。