C90 MAKやPICO-8を手持ちで使う、というワシが、そもそもオカシイんだろう。さらにそんなマクカセで天体以外も撮ることもあったが、主鏡移動ノブ回してヒコーキは追えない。w そこでゲットしたヘリコイドのケンコーミラースコープをかなりの頻度で風景に使う(ていうか天体なんか撮ってないw)ようになった。と、ここで思い出すのがニコンやキヤノンがかつてラインアップしてたミラーレンズである。写真部だった高校生の頃、基本的にNikon Fに50mm f:2の1本だけで写真撮ってたワシに、想像外の世界だった500mm。まあ、天体望遠鏡はタカハシのDとP持ってたし、カメラ接続して月や惑星の写真撮ったりもしてたので、そういう意味では500mmも1000mmもあったという理屈ではあるが、んなもんで風景撮ろうなんて思いもしないわけだ。あと、絞りがなくて、シャッタースピードで帳尻が合わなくなったらミラーボックス側にNDフィルターねじ込んで露出を調整するというのも、いまいちピンとこなかったなあ。
1974年当時、75000円。500mmなんて焦点距離を考えたら激安だけど、もちろん手が出ない。ていうか、そんなもの買う前に、手に入れるべき他の焦点距離のレンズが山のようにあったし、当時の指向は森山大道にかぶれた、超広角荒れ荒れのコンポラ写真。てなわけで知識の中の玉でしかなかったわけだけど、あれから40年。オモチャだと思ってたケンコーのミラースコープでさえ、意外とイケることを知った。てこたー、あの、本気で光学技術の頂点に君臨してたニコンの反射望遠は、どんな写りなんだろう……。
てなことを考えてヤフオク見てたら、意外といい値段で推移してるのが多いけど、先日、安めのスタート価格で出てたReflex Nikkor・C 500mm F8にぽいっとぶっ込んどいたら、そのまま終了……。(^^;;;