今日朝9時の線量は0.039μSv/h。そしてこの24時間は38〜40で推移していたようだ。
福島県の当初予算案は、なんと1兆8819億円にも及ぶそうな。震災・原発事故対応に充てる分は1兆384億円。“6年目となる新年度は災害復旧から被災地の復興に転換しながら人口減少と高齢化対策を重点的に進める”というけど、物理的に人間が住める面積が減ったんだから、そして政府や県がどういう数字で線を引こうが、それなりの面積が核汚染されたのだから、人口が減るのは当たり前である。被曝リスクが低く、家を離れたくない意識が強いのは高齢者だから、高齢化は当然、ますます進むだろう。原発がぶっ飛んだという事象に対して当然起こる反応に、ただカネ突っ込んで従前の方法で抗うのは、無駄遣いにしかならないだろう。政府だって、いつまでもカネは出さない。線量が下がった、帰らないのはあんたの勝手だ、という理屈で避難民に対する補償を打ち切る県と同じことを、政府は県にしてくるだろう。やはり、数十年先の未来を想像して、かつてない発想をもって、思い切った施策をとることが必要なのだ。たとえばそれが全町強制移住だとかのような、たとえ一時的には冷酷だと言われるような発想でも。