人間、空気がなかったら死んでしまうが、写真を撮るには、空気ほど邪魔なものはない。塵や水蒸気、揺らぎなどが、対象をボヤボヤにしてしまう。特に天体写真となると、地上から成層圏まで、地球のすべての空気を通して対象を見ることになるから、その影響もMAX。高度が低い天体ほど空気の層を多く通して見ることになるから、なるべく天頂に近い天体を狙うのだ。
で、今日は大島、利島がクッキリ見える。伊豆半島や三浦半島、そして房総が、いつもより近く感じる。つまりその空気が、今日はキレイで、しかもあんまり動いてないということだ。となったら、またまた“どこまで写るか”の挑戦である。(^^;; 写真は湘南台(っちゅーのか? 地図では高麗山公園となっている、大磯を北風から守る裏山、住所は平塚)の塔と、公園西側にある展望台、そして丹沢山系は大山の山頂と、烏帽子岩の根元あたりを、それぞれちょっとレベルだけ調整して原寸切り出し。
しかし実際のところ、ウチから対象物はどのくらい離れているんだろうか。ということで、調べてみたところ、湘南平(高麗山公園)のアンテナ塔が約7.1km、展望台7.4km、大山山頂まで約20.5kmに、烏帽子岩まで約2.4kmだった。ついでに調べたので書いておくと、いつも撮ってる富士山頂は、左より火口の向こう側の剣が峰まで約61km。次の写真のヘッドランドまで1.4km、虎丸座というライブハウスの入ってる江の島取り付きのところのビルまで約7.8km、そしてさらに遠く、逗子マリーナまで約14.2kmなのだった。なるほどー。