今日のサザンビーチ と今日の放射線量

今日朝9時の線量は0.038μSv/h。そしてこの24時間は38〜40で推移していたようだ。昨日書いたように“2016年3月27日 7:00-21:00 施設内停電のため、一時、測定データが欠測する場合があります。”という注意があったが、データとしては27日9時データが1時間に欠けたデータの平均であり、そこから15時までが欠落、16時台が、たぶん欠けたデータの平均なんだろう。その間に雨が降ってたけれど、データの上昇は不明。
で、池田信夫氏である。他にない視座がいつも面白いわけだけど、どうも視座のための視座、とでもいうか、前も書いたように確信犯というか、たぶんそこを楽しんで、あるいはビジネスとしてやってるんじゃないかと思うけど、そもそも、すでに50基から原発が存在しちゃって、その燃料もやまほどあるんだから、現状のまま素朴にコストを計算すれば、原発を動かすのがコスト安なのは当たり前である。
しかし、とうとう池田氏も認めざるを得なくなったように、いま、原発コストは高くなった。関電さえ、政治的なごり押し含めて再稼働コストを計算し、さすがに合わない原発は廃炉する気配だ。そして池田氏も書くように、その最大の負担は、原発の「社会的コスト」だろう。しかし、ドイツが脱原発を決め、原発王国フランスでさえ規制を強化してアレバが青息吐息になっているのは、福島でどこかの誰かが“「鼻血が出る」と騒いだ”からではない。ソ連時代の暗黒国家(笑)ならともかく、この21世紀の、世界でもっとも近代的とされた国家でさえ、原発がぶっ飛ぶこと、そしてその代償に、少なくない国土の面積と、たった5年で10兆円というコストと、何十万人もの国民の辛苦を差し出すことが明確にわかったから、計上しなければならなくなった原発のコストなのだ。
だから原子力の開発を捨てろ、とはワシも思わない。しかしリスキーな状態では、原発は稼働すべきではないし、その判断は、政治や経済の都合ではなく、科学的でなければならないはずだ。

Author: shun

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