今日朝9時の線量は0.038μSv/h。そしてこの24時間は38〜39で推移していたようだ。
川内原発の運転停止を求めた仮処分が高裁でも認められなかった件で、原告は最高裁への特別抗告を見送った。社会通念は、原発に“合理的な予測を超えた水準の安全性”なんか求めていない、いうのが高裁の主旨だったが、1Fなどあれだけの不作為がありながら、やっぱり東電は“合理的な予測を超えた”津波が原因だと言い張っているわけなのだ。川内では、火山の噴火が争点だというミョーな部分もあって、確かに遠い火山の噴火で原発が直ちにぶっ飛ぶなんて言ったら荒唐無稽だと言われちゃうわけだが、しかし原告に確実な噴火時期を証明しろというのも荒唐無稽だよなあ。
さらに関電が原発を止められて、損害を住民に賠償させるなんてことを“一般論”とかいって恫喝したわけだが、九電の場合、実際に“「再稼働が遅れれば、１日当たり約５億５千万円の損害を被る」との準備書面を提出。申立人が賠償に備えて担保金を積み立てるよう命じることを地裁に求め”て、現実に恫喝を実施。その結果、23人中10人の申立人が申し立てを取り下げたという。
さすがの福岡地裁宮崎支部も、そんな命令を出さなかったようだが、三権分立など実際にはあってないようなもののこの国では、もしある意図を司法が持てば、企業や政府の都合で住民を危険に晒すことが、合法にできちゃうわけなのだ。
