今日朝9時の線量は0.038μSv/h。そしてこの24時間は38〜39で推移していたようだ。
老朽の1、2号機が再稼働のお墨付きを得た高浜町で3期ぶりに町長選挙が行われ、現職が当選したそうな。そんな時期だから原発が争点……にはもちろんなっていない。現職の主張は“2期8年の実績と人脈を生かした子育て支援や教育体制の充実、雇用創出の強化”で、新人候補の主張は“介護保険料の引き下げや、鳥獣害対策といった農業・漁業など一次産業の振興推進”だったそうな。新人とて政治家家系で県議を務める地元の有力者、前回(前回と前々回は無投票なので3回前)より6%弱も下がっても投票率は75.5%。得票数は当選の現職が4074、新人は2287だった。まあ、典型的な、田舎の選挙である。
で、記事にも「司法の判断が非常に迷走した印象がある。そういった部分をしっかりと落ち着いて腰の据わったものにしていくことが大きな課題かと思う」と語ったあるように、現職だろうが新人だろうが、求められているのは原発の再稼働だ。机上の空論のような安全対策を出し、特例的措置で締め切り伸ばして申請を受け取った規制委は阿吽の呼吸で合格を出した。しかし地元福井新聞でさえ、再稼働へ至る道筋にはいろいろ問題な問題の存在を指摘している。逆にいえば、これだけ実態が見えない申請にだって、規制委は合格証を出すってことなんだなあ。そりゃ九電だった、免震重要棟なんか反故にしちゃうよなあ。