今日朝9時の線量は0.037μSv/h。そしてこの24時間は37〜39で推移していたようだ。
ここんとこ、またちょっと原発関連のニュースが増えているような気がするのは、気のせいかな。それとも、選挙だとか再稼働だとか、なんかの理由があるのかな。逆に1Fの方は、ボーンヘッドの話があんまり出てこなくなったけど、減る理由が見当たらないし、またナニか、情報が出てこない理由があるのかなあ。
高浜を止めた大津地裁の仮処分。関電が申し立てたその異議審が、関電の要請により、産経の記事にもあるように、“「既に立証は十分尽くしている」との立場に基づき目新しい証拠は提出せず”、10日、即日終結した。仮処分を決定した同じ判事が異議審を担当することになった大津地裁を捨て、関電は、大阪高裁での逆転を狙っているのだろう。
しかし思うんだけど、運転差し止めについて“安全性そのものから議論が離れ、原発に事実上のゼロリスクを求めている」と指摘”というのはどうかなあ。100%のリスクゼロというのが非科学的だという理屈はもちろんわかるんだけど、では原発はぶっ飛んだときの被害のでかさをキチンと考慮し、そうならないための科学的な手をキッチリ打っているかというと、そこは科学より経済が優先されているとしか思えない。実はコストを優先し、求めるべきリスク回避レベルを下げているのを、100%リスクゼロは非科学的だ、という理科系のわかったちゃんな理屈でごまかしてるんだろう。そしていまの議論って、産経のように「(経済的にw)安全は証明されている。とっとと動かせ」という意見と、「100%安全じゃない原発は動かすな」という意見しか見えてこないんである。