今日のサザンビーチ と今日の放射線量

今日朝9時の線量は0.038μSv/h。そしてこの24時間は37〜40で推移していたようだ。

日本原電の東海第2原発で、放射性廃液が漏れる事故があったそうな。37万Bq/lの放射性廃液が約750リットル程度漏洩したそうな。
こないだも書いたように日本原電は、5年以上、1Wも発電してないけど、先日の決算で、1149億円を売り上げて63億の黒字を出している不思議な発電会社。こうして5年以上も止まったままの原発でも危険がいっぱいで、日々維持管理費が膨大にかかっているわけだ。逆に言えばそのために日本原電に出資する電力会社8社も、電気は受け取ってないけど基本料金を払わざるを得ないんである。
しかしそれだけじゃなくて、もちろん維持管理や廃炉や解体にカネも要るわけだが、こういう電事連が出資し合って作った会社は、各電力会社や原子炉関連なんだかんだの連中の天下り組織(グループ、関連会社や関連法人含む)でもあり、そんなムラの人々にステキな額のカネを払い続ける仕組みでもある。ゴシップ紙的に言えば、蠢く原発利権のロンダリング&再分配装置。その原資は、もちろんすべて、みんなが払ってる電気代である。ふつうに考えればこのままでいられるわけはないと思うわけだが、タテマエはただの1企業なので、当事者以外は誰もなにもできないというわけだ。
何度も書いてるようにここんち(日本原電)東海発電所を1966年に稼働させた、原発のチョー老舗だが、さすがにそのレトロな黒鉛炉は解体中。東海第2は311で波かぶって海水ポンプも非常用発電機も沈み、1F一歩手前までいっちゃって、それ以来福井や東北と違って地元自治体は廃炉を要求し、首都圏が近いこともあって再稼働の目処はまったく立っていない。そして敦賀は1号機が廃炉中で2号機は直下に活断層の確定診断!? で、まあ、当たり前に事態が進めば全基廃炉になるわけだけど、たとえばその、すでに解体にかかっている日本発の商業用原子炉、東海発電所1号機なんか、1998年に運転終了したんだけど、とっくに更地になってるかと言えばあにはからんや、20年近くたっても「熱交換器等撤去工事等」の最中で、工程表によると原子炉本体の解体に取りかかれるのは2019年。そして建屋まで撤去できるのは2025年度の予定である。もちろん原子炉本体の解体は、ホントは2014年の予定だったのが5年後に延ばされたし、これからもどんどん工程が遅れることもあるだろう。さらに、日本原電が公開しているスケジュールではしれっと書いてないが、解体作業が終わって残される高レベル放射性廃棄物をどこでどうやって数千年〜数万年保管するかは、一切未定である。

Author: shun

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