ワシの惑星写真を、スゴイ、とか思ってくれてる方も多いようだが、実はでんでんすごくないのだ。スゴイのはソフトで、ユラユラのボエボエの動画を3000フレームとか、スタックし、ウェーブレットという処理をすると、とても自分が撮ったとは思えないような惑星の姿が、炙り出しのように浮かび上がってくるんである。しかも、どれもこれもみんな、基本的にタダで手に入るフリーソフトである。具体的にはAviStackとその2と、RegiStaxの5と6に、最近じゃAutoStakkert!というのを主に使ってるわけだが、どういう理由で使い分けているかというと、実はほぼ総当たりの試行錯誤。まず、ファイルを読むか読まないか、という問題があり、読んでも最後まで動くか途中で落ちるかという問題もあり、そして、最後まで動いて像が出てきても、それが正しいのか、あるいはベストな結果なのか、判断がつかないという問題もあるのだった。もちろんググって、いろんな先達の試行錯誤を読ませてもらってるが、まだ「正解」あるいは最適解へ導かれる「公式」なるものは存在しないようなのだ。
上は、左がアクセスポイントが50サイズで5カ所、右が25サイズでAPが30カ所。2倍に拡大したけど、違いがほとんどわからない。矢印入れたあたりが、ちょっと違うかもなあ、という感じ。どう? 違う?w
マニュアルによれば、アラインポイントを惑星のエッジ近くに寄せない、小さすぎるアライメントポイントを使わない、でなんだっけ、シーイングがよけりゃ小さいAP、悪けりゃ大きいAP、とかいうんだが、逆に言えば、他にできることは、全体の上から何%の良像をスタックするかを決めるくらい。つまりアライメント次第ちゅー感じなんだけど、その結果の違いがよくわからんのよねー。
さらに試してみたのを3倍に拡大して比較。サイズ100でAP1、50でAP5、サイズ25で手動でマニュアル推奨通りにAP置いた22カ所と、自動でAP配置させた30カ所(マニュアルに反してエッジにズラリとAPが並ぶw)。これほど違うことやってるのに、RegiStaxの6に喰わせてWaveletかけると、もう、でんでん違いがわからない。ワシがニブイのかなあ。えー、なに言ってんだよ、こんなに違うじゃないか、とか言われたらどうしよう。(^^; いや、もちろんビミョーに違う部分もあるのよ。でも、もーちょいわかりやすく違ってくれないと、正解がわからないちゅーか。ていうか、やっぱなにか、根本的に操作を誤ってる気がする。それとも、元の動画がゴミ過ぎるのか。
上はRegiStaxのWaveletの違い。左がレイヤー1、5、6をキャンセルして2〜4を100にしたもので、右はレイヤー1も100まで上げたもの。こっちなら、違いがよくわかるんだが。(^^;