今日のサザンビーチ と今日の放射線量

今日朝9時の線量は0.038μSv/h。そしてこの24時間は38〜39で推移していたようだ。

東電は、まだ2F、つまり福島第2原発を捨てていない。1F同様、冷却機能を喪失してヤバいところまでいったが、運良く冷温停止に成功。110万kWのBWRが4基、ほぼ無償で残った。だから新基準に合格するよう手を打って、規制委にオッケーもらえば再稼働できるはず、という、という意味では、再稼働を待つ他の原発と一緒である。
他の原発と違う唯一の特殊性は、すぐ近くにある1Fがメルトダウンしてぶっ飛んだ、ということだ。河北新報に記事があったが、県知事は「県内原発の全基廃炉は県民の強い思いだ」と言い、新経産相も「他原発と同列に扱うのは難しい」と応じる。しかしその理由は、「福島県の心情」である。他原発がぶっ飛ぶ地震に耐えた実績のある原発だとも言えるのに、横の原発がぶっ飛んだから、感情的に再稼働はできない、という理屈がよくわからない。近くに原発があって、またぶっ飛ぶのがコワイ、というなら、そりゃどこの原発も同じだ。ていうか、日本中がコワイ思いをしたのに、なんで福島だけコワイから原発イヤだ、が許されるんだ、という話だ。で、ぶっ飛ばないように万全な手を打ったら再稼働させる(いま再稼働しているのがそれだと政府や規制委は言ってるわけだが)というなら、福島第2も同じ立場だろう。日本の原発政策は、やはり科学ではないところで決められているのだなあ。

Author: shun

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