今日朝9時の線量は0.045μSv/h。そしてこの24時間は38〜46で推移していたようだ。ピークは今朝8時。
原発は、核燃料を大量に抱えている。破壊でもされたら大災害だし、燃料を奪われたてテロリストに利用されるなどしたら社会的な大問題だ。なのでたとえば海外では兵隊並みに重武装の警備員が守ってたりする。日本だって、当然そうだと思っているんじゃないか。
ところが東電では、伸びた草木にセンサーが反応するからという理由で、不審者の侵入を知らせる装置の警報音を数年前から切っていたという。記事によれば“警備責任者は環境改善を訴えたが、上司が「手続きが必要になる。我慢してくれ」などと退けた”そうな。平たくいえば、東電が、大丈夫だよ、不審者なんか入ってこないよ、という判断をした、という話である。規制委が厳重注意したっつーが、つまり東電のセキュリティ意識が、そういうレベルのもんだという話だ。1Fが津波に耐えられないから防潮堤を高くした方がいいんではないか、という社内の提言に対しても、東電は、そんなのカネかかるよ、地震なんか起きないよ、津波なんか来ないよ、という、甘い判断を下したというわけだ。
もちろん政府も悪い。歴代政権も、原発利権に群がってきた産・官・学も徹底的に悪い。しかし、やっぱこの会社が、根っこから腐ってるっちゅー話が、いちばん大きい問題なのだっちゅー気がするなあ。