今日のサザンビーチ と今日の放射線量

今日朝9時の線量は0.039μSv/h。そしてこの24時間は38〜39で推移していたようだ。昨日20時に38となった以外は、ずっと39で推移していたようだ。

廃炉費用を国民負担に、という話があったとき、意外にみんな驚かないのに驚いた。どんな会社だって、機械や設備を導入するとき、その投資が役目を終えて廃棄するまでのことを考える。電力会社だって一企業なんだから、原発にしろ火発にしろ、それが生み出す利益×耐用年数や、それが過ぎた後の廃棄費用などを足し算引き算して、投資を決めるわけだ。ただ、原発はほかの設備と違い、簡単に捨てられない廃棄物が出ることくらいわかってて、だから廃棄費用も桁違いにデカイ。そこで各電力会社は、電気代から廃炉費用を積み立ててたわけだ。なのに、それが足りないという。どういうこっちゃねん、という声が出るかと思ったら、意外にもみんな、そんなシステムがあったこと自体を知らないのだ。ついでにいうと、積み立ててることになっちゃいるが、そんな金額じゃ到底足りないことくらい、原発が稼働した頃からたぶんみんなわかってたはず。廃棄物の管理年数が、生身の人間は言うに及ばず。法人のライフスパンなんぞでさえ及ばないわけだし、だからそこの部分が国策絡んでアバウトになっていたわけだ。
経産省、そこで思い付いた。東電の1Fぶっ飛びで、エライことになってるのは国民みんな知ってるから、そこをごっちゃにしちゃえ、と。なので廃炉費用を新電力にも、とか言い出すのと、東電が1Fの賠償や廃炉に8兆円足りないので税金で出してちょとか言い出すのが、ほぼ同時。新聞は、朝日や毎日が、原発保有者を持たざるものが援助する図式だと叩き、産経や読売が、新電力だってこれまで原発の安い電気を使ってきたから負担すべきだとか意味不明な擁護に回り、その一方で東電の話題も錯綜して、見事、経産省の思惑どおりに、ホントの狙いをテーマとする議論はどこにも見えない。あ、新聞もグルなのかもしれないが、ほんと、もっと根っこ見なきゃダメだと思うぞ。ホントに悪いヤツは、50年前に、この絵を書いたヤツらなのだ。そして、いま、そんななんだかんだを活用し、火事場泥棒のように利益や省益をかっぱぐヤツらなのだ。

Author: shun

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