今日朝9時の線量は0.040μSv/h。そしてこの24時間は38〜40で推移していたようだ。
東芝株のストップ安続きで、一時は時価総額が1兆円を割り込んだそうな。“3営業日で7814億円(約42%)が吹き飛んだ計算”だというから、ワシは株も馬券も違いがワカランような門外漢なのだが、これってワシが仮に東芝株で資産形成してて、仮に老後資金として1000万円分持ってたとしたら、それがたった3日で580万円になっちゃった、ということだよな。そしてこのまま行って万一東芝がぶっ倒れたら、1000万円がパーになり、ワシの老後はワヤクチャだ。
そこで思い出すのは、2011年、自分たちの不作為を一義的な理由として1Fをぶっ飛ばし、債務超過に陥った東電がなんでつぶれなかったか、である。あのとき東電が整理されてれば、役員どもも経営責任が取れ、株主の責任も果たされ、銀行の融資も消えて貸し手の責任も果たされ、純粋に、合理的に効率的に、被害者の救済や1Fの処理だけを国家によってできたと思うんだけど、実際には絶対潰さないという密約の元、膨大な国費が投入され、銀行団も兆円単位の融資を追加して東電は維持された。貸し倒れを恐れた銀行や、天下った官僚たちの圧力もすごかっただろうが、やはりワシが忘れられないのは「東電の株を持ってる高齢者もいる」という理屈だった。東電の株や企業年金を宛てにしてたOBや社員ばかりの労組が、経済の原則より組合の理論を優先しちゃえる政党がタイミングよく(悪く)お仲間だったのをいいことに千石あたりを押し倒し、その結果が山一やJALとの違って、加害企業が誰もまともに責任を取らないまま、いまも青天井で税金が突っ込まれて儲け続けているという現状を生んだんだろうなあ。